関東だけではないメジナ釣りの魅力と醍醐味
関東だけにとどまらないメジナ釣りが日本の広範囲で人気を呼んでいる理由のひとつに生息域が広いという理由があります。メジナは温帯から亜熱帯の海に多く生息している魚種で、南は沖縄地方、北は東北地方(稀に北海道南部)にも生息します。
関西ではグレ、関東ではメジナと呼称することはご存知の通りです。
日本に生息するメジナの種類は、メジナ、クロメジナ、オキナメジナの3種類となりますが、メジナ釣りファン流に言えば、メジナは「クチブト」、クロメジナが「オナガ」と呼ばれています。クチブトは低水温に対しての対応力が強いメジナで東北地方の冷水域でも生息が確認されています。一方、オナガは黒潮の勢力の強い太平洋側に多く生息するメジナの種類ですが、外洋に面した離島では大型の上物釣りのターゲットとして人気が高い魚種です。
このように日本各地に生息するメジナは、古くより身近な釣人のターゲットとして慕われ続けてきた釣りの対象魚なのです。
またこれだけ古くより親しまれてきたメジナを対象とするメジナ釣りには、先人達が築きあげてきた釣法(釣り方)が数多く存在します。伝統的な釣り方から、進化を続ける最新釣法までさまざまです。
この釣り方ひとつをとってみても、釣人を魅了するメジナ釣りに対する思いが、それぞれ異なってくるのです。
メジナ釣りは極意は無限の釣法
メジナ釣りは数ある磯釣りジャンルの中でも最高に面白くゲーム性に富んだターゲットです。非常に奥が深く、釣技、釣法も多種多様に渡ることから、多くの磯釣り師を夢中にさせます。
メジナ釣りに限らず、釣りは趣味(娯楽)ですから楽しみ方も多様にあります。木っ端メジナでも子供さんでしたら釣れたら大喜びするでしょうし、メジナ釣り初心者でしたらサイズはともかく数が釣れたら嬉しいでしょう。しかしメジナ釣りを追及するほどに釣人は釣技、釣法、道具にこだわりを持つようになります。
タックル、仕掛け、潮、タナ、ポイント・・・・
針、ハリス、道糸、ウキ、エサ・・・・
ロッドの長さ、硬さ
針の太さ号数
ハリスの太さと長さ
ウキのバランス
エサの配合・・・・
メジナ釣りは追求すればするほど、型を目指し、目方を目指しと満足いく1匹を仕留める
ために釣人は、釣り方のスタイルを追い求めていきます。
全ては自分のスタイルを確立して、
価値ある1匹のメジナを釣り上げるためだけに!
自分の習得したスタイルで釣り上げた1匹のメジナの姿を誇らしげに抱えた光景を思い描いてメジナの釣り方を切磋琢磨するのです。
メジナ釣りの醍醐味は、運よく釣れちゃった釣りではなく、基本と法則で攻略する攻撃的な釣りのスタイル。
無限に追求できる釣りだからこそメジナ釣りなのです!
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メジナ釣りの極意は法則から成り立つ

メジナ釣りに関して言わせていただけば、釣り場の状況は毎回異なります。磯の潮の流れも、水温も、波高も10回釣行すればば10通り、100回釣行すれば100通りです。前回釣行した時と今回では似ても似つかない状況が起こる、これが自然です。
メジナ釣りは自然環境の中に生息するメジナとの知恵比べであってガチの勝負の釣りです。毎回、釣果をあげる釣り師というのは、こういった環境対応力にずば抜けた経験と対策を持ち備えた結果であり、失敗と成功を繰り返して習得したノウハウから成り立っているのです。
クエスチョン⇔アンサーの繰り返し!
基本とされるメジナの釣り方を、釣り場で経験しながら習得し、基本の釣り方の中より法則を確立しているからこそ、あの人にはメジナが釣れるけれど、わたしには釣れないという差が歴然と出来るのです。
これもメジナ釣りの醍醐味です。
基本のテクニック(釣り方)を習得していれば、メジナの活性状況が良ければ釣果があるでしょう。しかし、低活性時や悪条件でもメジナを仕留める釣り師は、必ず釣れる法則を持っているのです。
これはまぎれも無い事実です。
グレ(メジナ)のフカセ釣 グレ(メジナ)のフカセ釣り [VHS] |